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可愛いヒモの育て方。
第21章 好きな人

 ……私もびっくりした。同時にひどく恥ずかしくなって、深くうつむく。

「そうやって、自分ばっかり気持ちよくなってずるいですよ?」

 冗談混じりで麻人は言った。
 そういえば、麻人のはまだ途中のまま、放置していた。

「ちゃんと舐める、よ」

 呼吸を整え、麻人の大きくなったそれに顔を寄せる。イッたあとで体は心地よい倦怠感に包まれていたけれど、両手も自由になったし、今ならちゃんと口淫ができる気がした。
 だけど麻人は、ひざまずいて麻人のをくわえようとした私の顎を捉えて口淫をとめた。

「……ん?」
「もうフェラは大丈夫です。……こっちに入れるから」
「……っ」

 麻人の手が、下着越しに私の秘部に触れる。

「すっげーぐちょぐちょ。きっと友梨香さんの中、めちゃめちゃ気持ちいいんだろーなー」

 欲情に濡れた瞳で面と向かってそんなふうに言われ、ぞくりと、再び甘い疼きがせりあがってくる。
 麻人は私の肩に両手を添え、私の体をくるりと反転させた。鏡に背を向け座っていたのに、また鏡の中の自分と対面させられてしまう。

「でもその前に」
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