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第1章 出会い

朝だというのに、家から一歩出ればギラギラ照りつける太陽に目が眩み、体はじっとりと汗ばむ。

せっかく気合いいれて化粧もしたし、髪の毛だって巻いてみた。しかし、この暑さで化粧も髪の毛も台無しだ。

(学校着いたら化粧直ししなきゃ…)



中学の頃は周りも皆地味で、青臭かったのに、
高校生になった途端おしゃれをしだし、華やかになった。

皆の変化に戸惑いつつもそんな友達を見て、取り残されないよう由美も一生懸命背伸びをし、着飾っていた。