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第4章 再会

あの日以来、由美は幾度となく自慰行為を繰り返していた。
夜寝る前に布団の中で。
学校の放課後にトイレで。
部活の朝練のない日の朝、わざわざ家を早くに出て、駅のトイレで。

あの日の痴漢を思い出しながら。


通学の電車で、またあの痴漢と会うんじゃないかと、不安と少しの期待の混じった複雑な思いで乗り込む日々が続いていた。


あれから1か月ほどがたち、痴漢の記憶も薄れてきたある朝ーーーー………