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第1章 裸になって。

陵辱シーンの前に休憩が入った。

マネジャーの清水が、
ミネラルウォーターのペットボトル私に差し出し、

「エリカお疲れ様。
凄く良かったよ。
監督も褒めていたよ。
演技以上だって」


ペットボトルを受け取り、
私は一口飲む。
泣きそうになりながら堪えていた。


「レイプだもの。
私にとっては‥‥‥」

清水はこれ以上何も言わなかった。

私は清水の前でも、
これから裸を晒して、
三人の男達とセックスするんだ。
好きなんて感情もない男達と。
みんなが見守る中で、
陵辱シーンを撮り、
この撮影が終了したら、
沢山の人の目に私は晒される。

仕事という名の陵辱だよ。

それでも私はチャンスを掴みたい。