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裸の女神
第5章 肉欲の薔薇
私は目を閉じた。
数年前の自分のロストバージンを思い出す。

瞳と同じで、
好きな人が居て、
興味本位。

未知の世界のセックスに憧れる反面、
怖かった。

初めて裸を見せる時の恥ずかしさ。

愛撫というものを初めて知り、
今までにない快感が身体中に走り、
気持ちいいと思う。

お漏らししたみたいに、
恥部を濡らして、
冷たい感触も伝わる。
そこを触られたり、
指を挿入されたり、
舐められたり‥‥‥

身体が熱くなる感覚を覚えた。
恥ずかしさと緊張と興奮、不安、恐怖など、
様々な感情に支配される。

目の前に男性器がそそり勃つ姿を初めてみて、
びっくりした。

今からそれがアソコに挿入されると想像しただけで、
聞いていた痛みの想像までしてしまう。


バージンを失う時は‥‥‥
処女でなくなるという寂しさを越えた、
未知への扉。



最初に見た、
青いコンドームを被せた性器にびっくりした。

これが私の中に入るの?って。

私のアソコの入り口に、
先っぽがあてられて、くすぐるようにゆっくりと入ってきた。
先っちょを全部挿れられた辺りから、痛みを感じて、
バージンじゃなくなった自分を悟る。

腰を振る彼。
股を開く私。

カエルのような自分の格好に、
恥ずかしさが増し、

それでも気持ち良かったり、
痛かったり、
矛盾な気持ちの中で、
処女を喪失した。
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