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裸の女神
第9章 あとがき。
裸の女神を読み返し、
誤字脱字や文章の雑さなどを見つけると、
こんなお粗末な作品に、
しおりを挟んでくれたり、
レビューまで残して頂いた方に、
申し訳ない気持ちになりました。

ごめんなさい。

こんな作品を読んで下さり、
有難う御座います。

ただ、一言弁解をさせて頂ければ、
今、この作品を書けるか?
真っ新に戻されたら、
恐らく、書けないでしょう。

読み返して、
悪い部分が目立っても、
あの時のエリカの気持ちや言葉は、
今の私では思いつかないかも?
です。


絶対安静の入院生活の中で、
裸の女神と巡り会いました。


入院中ほぼ毎日、
仕事終わりに見舞いに来てくれた夫。

「庭のトマトが取れすぎちゃつた。
俺一人じゃ食べきれないな。
仕事でこんな事があった。
結婚してから、
こんなに離れる日ってあるんだな。
独身気分に戻れても寂しい」

私の病室のベッドで、
カーテンを仕切った中で、
今日の1日を語る夫。



早く帰りたい。
帰れない。

寂しさや辛さ、孤独、不安があったから、
書けたのかもしれません。


退院して、
いつもの忙しさが戻ると、
それに追われてしまう。
愛しい人とも喧嘩をする。
笑ってしまうほど、
現実的になります。

退院してから、
暫く、裸の女神は放置してしまいました。

続きを書く気持ちになれなかったのも、
一つの理由。


今、手直しをして読み返して、
この作品を改めて愛しくなる。

そして、
岬エリカは、
私が作り出した愛しい女。

ラストはそんな女に、
最高の成功と幸せを描いてあげたかった。


今、私は1年前を思い出します。
私のお腹に命が宿りました。
不妊治療をしてまでは‥‥
と夫婦で話し合い、
子供は欲しいけど、
運命に委ねようと。
諦めかけた時にやって来た命。

でも、私の身体が弱すぎた。
普通の生活では、
妊娠の状態を保っている事が困難になり、
長い入院生活をする事になりました。

毎日不安で仕方なかった。
夫は名前まで決めていて、
決して諦めなかった。

「どんな子が生まれても、
俺たちの子。
覚悟があるから大丈夫だ!」
といつも私を励ましました。


娘は二ヶ月半も早く生まれた未熟児でした。

私は保育器の小さな娘に泣きました。
泣きながら、
「ごめんね」
を繰り返していた。



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