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裸の女神
第2章 涙のあとに‥‥‥
「だから脱ぐ仕事が回ってくるのね」
私は悲しく笑う。

「見たくもない身体の女優が脱いでも面白くないでしょ?
可愛くて、身体がキレイだから、見たいんでしょ?
で、男の欲望満たすんでしょ」

ハヤトは私を元気つけるかのように笑う。

「ハヤトさんの夢は?」

「俺?
俺は隅田監督みたいになること。
キレイな映像の映画を撮りたい」

「監督?」

「そう。
性欲を掻き立てられて、夢中になるようなドキドキした映像」

「そうなんだ?」

「うん。
だから男優やってんの。
女を知らなかったら、あんなキレイな映像撮れないでしょ」

「意外」

「そう?
俺が監督だったら、エリカちゃんを看板女優にして、魅力的な映画撮りたいな」

「AVの?」

「そう、
AVの‼︎
俺、監督と相手役やっちゃう」

私達は笑い合う。
同じ世界に生きてるから、こうして笑いあえる。
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