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蛇神様の花の宴
第3章 穂波と味見
「まだ味わってたいけど、僕も限界かも」

穂波が体をずらす気配がした。

熱く固いものが、美鎖の入口にあてがわれる。

「まだ先っぽだけなのに吸い付いてくるよ」

穂波が嬉しそうに笑う。

ゆるゆると縦になぞられて、美鎖は必死で後ろを振り返った。

「ま、まだ、中にチョコレートが……」

「だいじょーぶ。僕のをたぁっぷり注いで、チョコレートミルクにしてあげるから」

「え?」

美鎖が息を飲んだ瞬間、穂波が分け入ってきた。
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