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蛇神様の花の宴
第5章 バレンタインデー
「きょ、今日はもう終わりにしませんか?」

「何言ってんの、美鎖。今日はバレンタインだよ? たぁっぷり愛を確かめ合おうね!」

穂波は首を傾けて可愛らしく笑うが、言っている内容は全く可愛くない。

「呪いが成功しているか、美鎖も確かめた方がいーだろ」

暗夜も庇ってくれる気配はない。

美鎖はひきつった笑いを浮かべた。

蛇神様の宴は、まだまだ終わらないらしかった。






―了―
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