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第1章 〜開封〜

『さてと…はじめまして、だね』

薄暗い部屋で突然姿を現したその男は、にっこり微笑みかけるように挨拶した

(…)

私は猿ぐつわをはめられたまま箱の隅で固まっていたが、なぜか目線だけはその男から離すことができなかった


『おとなしくして。でないとケガしちゃうから』

(！？)

男の手にはカッターが握られている


(え…？私ここで殺される…？)

恐怖でさらに体が硬直した