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第2章 放課後の教室

「まって…！誰か来たらヤバいよ…」


私は嫌な予感しかしない。

でも先輩はそんなことは気にしないようだ。


「大丈夫だって！誰も来ないよ…？」


先輩は私の顎を指で上げた。

2人の視線が絡まり合う。


「こんなとこで…何やってんの？」


耳をくすぐる優しい声。

これは…優先輩の声じゃない…！

私は驚いて声がするドアの方を向いた。