この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夢のうた~花のように風のように生きて~
第5章 《花塵》
 この頃、お千香は自分が次第に透明になってゆくような気がしている。透明―心が透き通って、自分という人間の存在そのものが無に還ってゆくように思えるのだ。
 烈しい嘔吐感に苛まれるようになって、お千香はひと回り以上も痩せた。元々白磁のようであったすべらかな膚はますます白くなり、透き通るようであった。
 一月も十日を過ぎたその日、定市が老齢の男を今戸の寮に連れてきた。どうやら、その男は医者らしく、お千香をひととおり診ると、淡々と告げた。
/280ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ