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喘ぐなら、彼の腕の中で
第8章 2人の夜


……意識が……朦朧としてしまう……
すごく優しいのに、胸が苦しくて、息が出来ない。


「……ん…あっ……莉央……!」


ごめんね、莉央。

私があなたの名前を呼んだら、あなたが求める極上の表情にはならないんだよね。

だけど
自分の意思とは裏腹に、私は今天国にいるみたいに気持ちいいんだよ。


「……っ…あん…あ…
もう……だめ……莉央……っ」

「……沙月……」

「や、イっちゃ、う……っ」

「いいよ」



心の無い莉央から

気持ちが伝わってくるはずなんてないのに

私が莉央の名前を呼ぶ度に、彼の腕が私の体を強く抱きしめるから

胸に熱い想いが溢れて止まらなくなる。


その意味を考えることもできないまま

絶頂を迎えた私の目から、一筋の涙が零れた。





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