この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喘ぐなら、彼の腕の中で
第17章 この手を、もう一度


「~~~~!!」


ぶわっと涙が溢れる。

堪らなくなって、私は莉央から手を離すと

座ったままの莉央の首に抱きついた。


「……離すなっつったのに」

「そんなに軽く言わないでよ!
“ 一生 ” って意味、ちゃんと理解してないでしょ!?」

「お前が先に口にしたんだろーが」

「私は本気だもん!!」

「俺だってそうさ」


莉央は私の背中に手を回すと、そのまま私を引き寄せた。


「ありがとう、沙月」

「……っ」

「嬉し涙だとしても、もう泣くなよ。
お前には笑っていてほしい」



………その言葉が

涙腺を崩壊するトドメだって、分かってるくせに。


太陽が完全に沈んで、莉央の笑顔が見えなくなっても

私はその愛しい体に抱きついたまま、離れることができなかった。





/363ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ