この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喘ぐなら、彼の腕の中で
第20章 2人の始まり


.。.:* side 莉央 *:.。.。.:**:.。.。.:**:.。.。.:*


『1人清算につき、1キャラクターをプレゼント。
莉央の愛するハチミツ好きな彼に辿り着くまで、頑張ってね』

『意味不明。寝ボケてんのか?』

『会社に着いたら分かるわ』


月曜日の朝8時、出勤途中の電車内。

前日家に戻った沙月から届いた、不可解なメール。

エレベーターを降りて営業部のフロアに着くと

俺のデスクの上に、“ そいつ ” はちょこんと座っていた。


「宮本さんお早うございます」

「………」

「あ、それ。
さっき綾瀬さんが置いていきましたよ」


立ち尽くす俺を見て、隣りのデスクから木村が声をかけてくる。

閉じたノートパソコンの上に、でかい耳をしたピンク色の物体。

10センチ程のぬいぐるみを見て、俺は溜息をつきながら席に座った。


「どうしてまた?」

「嫌がらせだ」

「宮本さん、その子の名前知ってます?」

「知るかボケ。単なるブタだろ」

「熊の○○○○のお友達ですよ。
ちょっと気が弱いけど優しくて、森の仲間たちからも愛され……」

「キモイな、おい。
なんだよその詳しい紹介」

「俺、年パス持ってるんスよ~」

「年パス?」

「年間パスポートです」




/363ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ