この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喘ぐなら、彼の腕の中で
第7章 涙


─── 青山は、この時間にもなればより多くの人で賑わう。


高級ブランドショップが並ぶ大通りは、ケヤキの木が車道の両側に連なって

街のネオンや車のヘッドライトで、眩しいくらいキラキラと光っている。


「………」


店舗を出て車道側に進み、花壇のコンクリート部分に腰かけた。

目の前のカフェで、乾杯をした関係者の面々が笑顔で歓談している。


……その横に

通りに面した、ガラス張りのショーウィンドウ。

食器や造花を並べたディスプレイが、美しく存在感を放っていて

その前を通る人達が、笑顔で飾られた雑貨達を見ている。


「7時10分」


腕時計の針が指す今の時刻を見て、思わず笑みが溢れた。


ショーウィンドウの最後の照明をつけたのは、15分前。

ギリギリだったけど
当初の予定通り、青山店は無事にプレオープンを迎えた。



/363ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ