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花の咲くころ
第2章 な
昨日のあれはなんだったんだろう・・・
あたし、駿ちゃんにキスされた・・・
されたよね?されたよね!
朝起きてもなかなか部屋から出たくなかったあたしは
いつまでも布団の中でぐずぐずしていた。
いくら考えても答えは1つにしかならない。
「夢、ごめん」
そう言ってあたしにキスした駿ちゃんは
寝ぼけてあたしを夢ちゃんと間違えたのか
それとも夢ちゃんの身代わりにしたのか。
そっとキスをして布団をかけ直してから
出て行った。
大きなため息が自然と漏れた。
いくら顔を合わせづらくても、そろそろ起きないといけない。
そっとドアから顔を出して、リビングを覗き込む。
シーンとしているその気配に
気まずさも忘れて
「駿ちゃん?」と呼びかけても返事は帰ってこなかった。
そっか。今日は平日だから。
春休みの私とは違って駿ちゃんは仕事だ。
そっと部屋をでてテーブルまでたどり着いたら
目玉焼きにラップがかかっていて
メモがあった。
「パンを焼いて食べな。ジュースとか牛乳とか勝手に飲んでいいから」
そんなメモに拍子抜け。
昨日の事を気にしているのはあたしだけなの?
あたしが寝ているから知らないと思ってるんだね。
あたし、駿ちゃんにキスされた・・・
されたよね?されたよね!
朝起きてもなかなか部屋から出たくなかったあたしは
いつまでも布団の中でぐずぐずしていた。
いくら考えても答えは1つにしかならない。
「夢、ごめん」
そう言ってあたしにキスした駿ちゃんは
寝ぼけてあたしを夢ちゃんと間違えたのか
それとも夢ちゃんの身代わりにしたのか。
そっとキスをして布団をかけ直してから
出て行った。
大きなため息が自然と漏れた。
いくら顔を合わせづらくても、そろそろ起きないといけない。
そっとドアから顔を出して、リビングを覗き込む。
シーンとしているその気配に
気まずさも忘れて
「駿ちゃん?」と呼びかけても返事は帰ってこなかった。
そっか。今日は平日だから。
春休みの私とは違って駿ちゃんは仕事だ。
そっと部屋をでてテーブルまでたどり着いたら
目玉焼きにラップがかかっていて
メモがあった。
「パンを焼いて食べな。ジュースとか牛乳とか勝手に飲んでいいから」
そんなメモに拍子抜け。
昨日の事を気にしているのはあたしだけなの?
あたしが寝ているから知らないと思ってるんだね。