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愛すバー
第11章 柏餅
私は振り返った。




「これから予定ありますか?」




「いえ...」




「良かったらこの後食事でも行きませんか?母の思い出話でもしながら一杯いかかでしょう?」




西日が淳一さんの形を縁取り、眩しく光かった。




私の胸は久しぶりに跳ねるような乙女の喜びを感じた。




「はい、喜んで!」




そう、迷うことなく返し、淳一さんの元へ向かった。




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