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わざとじゃないの
第12章 付き合ってるのか、否か
夜の8時頃まで先輩の家に入り浸り、

ようやく私は重い体にムチを打って家まで帰った。


先輩は私の最寄り駅まで送ってくれ、

最後には別れのキッス。


周りの視線を感じながらも幸せな気持ちで私は帰宅。



親には優奈と一緒だったと伝え、

それでも不審がったので、

直樹と別れたと告げた。

直樹を気に入っていた両親は酷く残念がったが、

何も言わずに見過ごしてくれた。


正直今の私は直樹なんてどうでもいい。

長瀬先輩との幸せな時間を汚してほしくないのだ。



しかし、そんなことは許されないらしい


部屋に上がって携帯をチェックすると、

こんなメールがきていた


「朝の人だれ?」

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