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わざとじゃないの
第1章 彼氏
コーヒーハウスに着いたら席に誘導され、
メニューを開いた。
本当はメニューを見なくても頼めるんだけどね。
「直樹はなに食べんの?」
「んー?」
伏し目がちにメニューを見る直樹はちょっと格好いい・・・と付き合い始めた当時は思ってた。
今は「どこが?!」って思っちゃうけど
そりゃあ格好いいと思うことくらいあるよ?
笑った顔は大好き。
授業中に真面目にノート採ってる姿も素敵だと思う。
筋肉モリモリなところも最高。
でもちょっと髪を切って欲しいなぁ
「理央はまたオムライス?」
直樹の声で現実に戻ってくる
「あったりまえー。ここでそれ以外に食べる物がないし。他のものを食べたいと思わないし」
「じゃあ俺はグラタンでいいや」
「この前それだけ食べてもの足りないって言ってたじゃんか」
「言ったけど、家帰ってなんか食べる」
「外食の意味ないな」
ケラケラ笑う私と、
肩をすくける直樹。
極々普通のカップルでしょ?
メニューを開いた。
本当はメニューを見なくても頼めるんだけどね。
「直樹はなに食べんの?」
「んー?」
伏し目がちにメニューを見る直樹はちょっと格好いい・・・と付き合い始めた当時は思ってた。
今は「どこが?!」って思っちゃうけど
そりゃあ格好いいと思うことくらいあるよ?
笑った顔は大好き。
授業中に真面目にノート採ってる姿も素敵だと思う。
筋肉モリモリなところも最高。
でもちょっと髪を切って欲しいなぁ
「理央はまたオムライス?」
直樹の声で現実に戻ってくる
「あったりまえー。ここでそれ以外に食べる物がないし。他のものを食べたいと思わないし」
「じゃあ俺はグラタンでいいや」
「この前それだけ食べてもの足りないって言ってたじゃんか」
「言ったけど、家帰ってなんか食べる」
「外食の意味ないな」
ケラケラ笑う私と、
肩をすくける直樹。
極々普通のカップルでしょ?