この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
吼える月
第34章 連携
 


 ◇◇◇


 わがやみめさましげるものちりようむむろいでちむとりとなて


 テオンは先に想定したきまりに従って、変換していく。


 お(を)→め
 す → て
 の → む
 た → し
 は → よ
 ち → き
 我が力(=ひ)→ち
 かがみ→ 我が国 → ひりよう
 我が国→ ひりよう → かがみ


 わがやみ「お(を)」さま「た」げるもの「ひ」りよう「の」「の」ろいで「ひ」「の」とりとな「す」


「これで、"ひりょう"を"かがみ"に変換するよ」


 わがやみ「お(を)」さま「た」げるもの『かがみ』「の」「の」ろいで「ひ」「の」とりとな「す」


「これは……"我が闇を妨げる者 鏡の呪いで火の鳥となす"、火の鳥?」

 シバが怪訝な顔をテオンに向けた。

「これは玄武を救う、溶岩にいる火の鳥かもしれないし違うかもしれない。たださ、シバ。"我が闇を妨げる者"って意味がとりにくいな」

「他に変換があるのでは?」

『朱雀の羽は裏表。我が国は鏡となり、鏡は我が国となる。我が力は水に覆われ、水は地となす。即ち我が力地には及ばず、「我が力も地となす」が、もとより「地はきとなす」。我の業火によりて木々の「葉は夜に隠れ」、眠りもまた闇に消ゆ。「田は死」、「野は無」となり、汝らの「すは我が手に」落ちる。我が「尾は目となり」、我の頭は尾に向くが、終焉は開始となる』


「シバシバ、ここじゃない? "眠りもまた闇に消ゆ"」

「つまり、"ねむり"を"やみ"にしろと?」

「うん。だとしたら……」


 "我が眠りを妨げる者 鏡の呪いで火の鳥となす"

  
/1627ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ