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吼える月
第11章 儀式
 






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 神獣玄武――。


 その昔、月の女神ジョウガと共に、魔に穢れし倭陵を救いたる四獣がひとつ。


 その姿は甲羅を背負う亀にも似て、体には蛇を巻きつかせていると言う。

 支配する色と姿を名で現わす四獣のうち、玄武のみ、その名に獣の文字を持たぬ。

 宛てられているのは「武」――。

 "矛を止める"ほど堅固な甲羅、或いは体に巻きつかせた蛇の鱗が鎧のように強固ゆえに……様々な憶測はあるが、一方では防御力に秀でて、温厚そうに思えるこの玄武こそ、一番に獰猛であり常に好戦的でより強い武力を渇望しているから……という説もある。



 玄武が操るものは「水」。


 よって古より玄武が認める武神将は、どんな試練にも耐えうるだけの堅固さを備えると同時に、水の流れのように、時に緩く時に激しく、捉え処のない者達が多いとされている――。




 ~倭陵国神獣縁起~



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