この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
吼える月
第21章 信愛
 


「……先っぽ? 引っ張る?」


 胸の谷間で舌を這わせていたサクが、奇妙な表情の顔を上げたことに気づかず、依然ユウナは身悶えている。


「だめぇぇっ、だからそんなとこ……サク、サク……っ」


 顔を離し、両手をユウナの手と繋げているサクは、なにもしていない。

 ただ勝手にユウナが悶えているだけで。


「は……ぅんっ、だめ、だめ……っ、カリカリ、しないで……っ、しないでったらあっ!」


 目に涙を溜めて、身をよじらせながら本気に喘いでいるだけで。




「姫様……俺、"引っ張り"も"カリカリ"も、してねぇんですけど……」

「嘘よ、こんなに……あああんっ」


「姫様、俺なにもしてねぇのに、なんでそんなに色っぽく勝手に……。姫様、イクならせめて俺の手で……っ」



 そしてサクは見た。



「だめ、そんなに動いちゃ駄目、あああっ」



 胸元から顔を覗かせた"それ"。


 "それ"はサクと目を合わせると、慌てたようにユウナの胸の谷間に潜り込んでいく。



「やぁぁぁんっ、いや、あああんっ」



 サクは憤慨して、遠慮していたユウナの胸の谷間に手を深く突っ込んだ。


「だから駄目、先っぽをそんなに強くしちゃ……っ」





「そこでなにしてる! 出て来やがれ、イタ公――っ!!」



 ユウナの昂ぶりにさらに怒りを煽られ、サクはユウナの胸の蕾を手を掴んで逃げ回っていた白イタチをむんずと捕まえ、ユウナの胸元から引きずり出した。

/1627ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ