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第21章 信愛

　

「昔から、お前は俺にとって、姫で主人で幼馴染みで……それ以上に女だ。俺を狂わせるほどの、愛しい女なんだよ、ユウナ……。

好きだ、ユウナ。お前が好きだ……」


　サクは興奮しきった肉棒をユウナの尻に押し当て、ゆっくりと淫らに腰を回しながら、どんな状態なのかを尻の柔肉に伝えた。


「……ぁ……っ」

「お前を求めてこうなっちまったんだ。責任とれよ？」


　譫言のように甘やかに呟いた後、ユウナの耳飾りを食めば、人外の力の作用により、ふたりの身体に同様な快感が広がる。


「んっ……」

「……っ」


　互いに感じる官能の波をひとつにしようと、サクは悲痛な顔で耳飾りを舌で転がして己に広がる快感に耐える。

　そして、ユウナの腹部に忍ばせた手をくいと上にあげ、その腰を少し浮かせながら――。


「……挿れません。だけど俺は……姫様をより感じる悦びを知ってしまった。姫様、俺のすべてを抱きしめて下さい……」


　そそり立つモノを、ユウナの両股が作る狭い隙間にねじ入れ、その尖端でユウナの秘部をなぞるように押し込みながら、ユウナの上に折重なるように身体を倒し、彼女を抱きしめながらゆっくりと抜き差しを始めた。



「ぁぁあああっ」



　ぬるりと、熱く太いものが秘部に擦れて、ユウナは声を上げる。

　今度秘部に触れたのは指でも舌でもなく、びくびくと動くサク自身――。



「ああ……やべ、すげぇいい……」


　サクが官能的な声を上げて、さらに強く腰を押しつけてくる。


　サクの恥毛がユウナの尻に擦れて、その感触が付加されただけで、ユウナは大きく快感に震えた。


「姫様、すげぇ気持ちいい……。熱くてぬるぬるして……ああ、姫様の…たまんねぇ…。姫様は？　姫様、俺の……どうですか？」

　
　わざわざ耳に甘く囁きながら、舌を耳の穴にねじ込んでくる。

　ゆっくりと抜かれれば、またごりごりとした尖端が強く擦れ、たまらなくなったユウナは、歓喜の声で喘ぐ。