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第33章 溶け合う身体（後）

「んー？」
聞き返してくる拓真さんは意地が悪い。わざと避けてるのは拓真さんで、気付かない筈はない、のに……
「ひあんっ！！」
焦れったいと思ってた。思っていたけれど、突然クルリと芽を撫でられて強い快感に目の前に火花が飛んだ。

あっ気持ち、イィ…

ガクガクと震える身体を自由な左腕で抱き寄せて
「ごめん」

……ごめ、ん？

「ふ、ぁっ……」
離れた指先。
「っ、や……もっと、」
反射的に追い掛ける様に腰を浮かせていた。拓真さんの手に自ら秘裂を擦り付けて。
「あぁっ、んっ！やぁん！」
すかさず拓真さんの指先に芯を捕らわれる。
「イーね、真純。可愛い」
クルクルと捏ねられて、弾けるように甘い痺れが身体を駆け上がる。止められない嬌声は自分でも驚くほどに甘い。
次々と目の前で弾ける火花。腰を揺らして拓真さんにすがり付いた。
「ふあぁん！やっ！んん」
指先でキツく挟まれて身体の奥がギュウッと疼く。

あっ！ダッメ！……それ、
イ、ィ……あぁっ！

緩急を付けて捻りながら
「はっ……すげー可愛い」
首もとに顔を埋めた拓真さんに噛み付かれて。
「ん、んーーっ！！」
背中が弓なった。