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甘く、深く、繋がって
第33章 溶け合う身体(後)
みぞおちが冷えてシュクシュクする。暗い闇に、落ちてしまいそう……
嬉しそうに笑む拓真さんと視線がぶつかった。胸の奥がキュンとなる。
「ホント、堪んない」
右だけ上がった口角。これ見よがしに下唇を舐め、噛み付くようにキスを仕掛けてくる。その激しさに求められていると実感させられて。ただそれだけで、心に溜まっていた澱が退いていく。
深まる口付け。混じり合い、飲みきれない唾液が私の頬を伝った。
「ん、や……あっ」
狙いを定めて強く弱く圧されて、蓄積していく甘い痺れ。

あぁ、いやっ……

急速に昂らされて、身体が小刻みに震えだす。
「んっやっ、たくま……たくまが、良い、のっ」
左右に首を振ってキスを逃れ、必死に訴えたけれど。拓真さんはクスリと笑うだけ。
「俺が、イーの?」
額を付き合わせ、甘い声で聞きながら増やされた指。強まる圧迫感に息が詰まった。
欲しいのは指じゃない。
分かってるハズなのに
「コレも、俺だよ?」
バラバラとナカで存在を主張する。単調だった抽送はクチュングチュンと淫らな音を響かせ、激しく私を突き上げる。
「ち、がっ……たっくま、がイィッ」
ナカを圧しながら秘芯を擦り潰されて。
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