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第33章 溶け合う身体（後）

「ちっ、ちがっ」
「違わないでしょ」
「ひぁんっ」
粘着質な音を立てて円を描く度、滑(ぬめ)る粘膜に締め付けられ、善過ぎてどうかなりそう。
「はっ、凄いね……そんなにコレ、好き？」
グッと圧すると真純は自ら腰を揺らして快楽を追う。
「あーあ、やーらしい」
「やっ……言わない、で……あぁっ」
恥じらって首を左右に振るくせに、畝(うね)りまとわり付いてオレを離さない。甘い声で続きを強請る。

ホント、堪んない……

もっと焦らして追い詰めるつもりが、そんな余裕はすでにない。
腰を抱えてその下にクッションを差し込み、繋がりを深めた。
円を描いて奥を圧し、真純のヨガるポイントを傘で引っ掛けて。ギリギリまで退いてはまた奥を突く。
「あん！ダメッ！やっ……ん、おかしく、なっちゃ、うぅ」
震える声でイヤイヤと頭を振られたけれど。

ゴメン、聞けない……
もっと真純を啼かせたい。
オレと真純と境目が分からなくなるまで、ドロドロに溶かして交わりたい。

「良いよ。もっと、おかしくなって？」
円を描く抜き差しを続けながら、すがり付く腕を解かせて。両手をベッドに縫い止める。見下ろした真純の啼き顔にゾクリと震えが走った。