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甘く、深く、繋がって
第34章 エピローグ
拓真さんも、気持ち良くなって……
そう願って見上げた拓真さんは眉をひそめて私を見詰めていて。熱の籠った切ない眼差しにドキッとした。
「……堪んない」
呟かれた低い声。腰に響いてジンと痺れる。
急にスルッと指を抜かれ、無意識に目で追った視界に拓真さんが割り込んできた。
「上手に出来たご褒美」
至近距離での微笑みに目を奪われる。
「んっ」
顎を掬われ、噛み付く様に唇が重なって。間髪入れずに滑り込んで来た舌に深く侵食されていく。
「ふ……んんっ」
ねっとりと絡み、時に強く吸い上げられてクラクラする。

ん……気持ち、良い……

更に上がった熱に、身体が疼く。
「もっと……俺を欲しがって」
吐息を絡ませながら囁やかれ、その何時もより低めの声に肌が粟立った。キュウッと締まる。
「っつ。そう……もっと」
掠れた声に乱される。
拓真さんに言われる間でもない。ただもう欲しくて揺れる身体。
「た、く……んっ」
甘えた声を遮るキスに
「ん、んっ……はぁ……」
じっとしていられない。
顎に添えられていた手が首筋を伝い、鎖骨をなぞって下へと滑った。
「ぁっ」
さっきまで好き勝手に弄っていた胸の間を擦り抜け、辿り着いたのはお臍よりさらに下。
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