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NEXT 【完結】
第78章 lato Ryota in Italia
力を使い切った羚汰が、ぐったりとそのまま稜に体を預ける。
あまりの気持ちの良さに、気を失ってしまうかと思った。

ゴム無しって、こんなに気持ちよかったんだー。

想像していたのを遥かに凌駕して。

体を預けたまま、しばらく動くどころか、何も言葉を発することが出来ない。

稜も同じなのか、気を失った風ではなかったが、ただ呼吸を落ち着かせながらじっとしていた。

と、気づいたのはしばらく経って、稜の指が髪の毛を梳くように撫でていたからだ。

「...ごめん」

また突っ走った気がする。

稜の事もいっぱい気持ちよくしたいのに、どうしても我を忘れてしまう。
半年経っても成長がなく、情けない。

「すごい汗...」

稜の指が、おでこの汗をぬぐっている。

そういえば、いつにも増して汗が吹き出ている。

「ん...。稜も、汗かいてるよ」

そう言いながら、稜の乱れておでこにかかった髪を避けるようにしてそのまま頭を撫でる。

しっとりとした汗をかいてはいるが、羚汰ほどではない。

見つめ合って、ふふっと笑って、唇を重ねる。

ねっとりと舌を交わして、唇を吸う。

顔じゅうにキスを落として、それからゆっくり体を離し引き抜いた。


昨日散々出して、そんな量は出てない。

それでも、白い液体がゆっくりとワレメから覗いた。

なんともエロくて。

稜もそれがわかるのか、手で顔を覆っている。

垂れてゆく様をずっと見ていたい気持ちを抑え、今日は用意していたティッシュでそこを拭く。

自分のそこも拭いて。

くしゃくしゃになったシーツを掴んで、稜の隣に戻りながらそのシーツをかぶった。

もう一回シたいところだが、今日はこの時期なかなか予約出来ないあのホテルに行く日だ。

またそこですればいい。

そう自分に言い聞かせ、それでも稜の体を抱きしめる。

「っはーーー。気持ちよかった」

いつもだって相当気持ちいいのだが、やはり今日は違った。

稜は?どうだったのだろう。

違う気がしたけど。それは、羚汰の思い過ごしかもしれない。

聞こうかどうしようか、柄にもなく迷っていると、背中を向けたままの稜から声が聞こえた。

「すごい...よかった...」

思わずまたぎゅうっと抱きしめる。

「また明日、いっぱいシよう...」

頷く稜の頭にキスをして、2人で眠りに落ちた。
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