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第39章 深まり

「大丈夫...。可愛いよ。...はぁっ、もっと、エロくなって？」

そう言われて誘導を受けながら、稜は躊躇いながらも足を広げ上下に大きく体を動かしてゆく。

羚汰からは、２人が交じわう箇所が丸見えだ。

そこに羚汰の食い入るような視線を感じて、稜はより体が熱くなる。

「んぁっ、すごいっんっ、感じるっ、ひゃんっ」

何度か頑張ってみるものの、上手く動かせずすぐ果てそうになり動きが鈍る。

「ダメじゃん？...しょうがないな。おいで」

ふふっと笑って指を使って稜を呼ぶ。

「んっ、りょうったぁっんっ...」

稜が、腕を広げて羚汰に覆い被さるようにして体を預ける。

首筋に舌を這わせながら、稜の体を抱き抱える。
羚汰の体の上で稜が荒い呼吸を繰り返す。
その度にしっとりと汗ばんだ胸と胸が擦れる。

手で稜の顔を無理やり近づけると、舌を交わして絡めとる。荒い息の中なんとか応える稜の口内を犯してまた体から力を奪う。

「はぁ、じゃ、動かないでね？」

そう言い、稜のお尻を両手で鷲掴みにして固定すると、自分の腰を動かして下から激しく突き上げる。

「ひゃああっ！やあっんっああっ、はああああっ」

２人の肌がぶつかる音が加わるものの、羚汰にしがみついたままの稜から悲鳴にも似た喘ぎ声が繰り返され、かき消される。

振動に稜の体ががくがくと震え、叫ぶ口から唾液がこぼれ滴る。

「ああっ、だめぇええっ、...やぁああっ！」

激しく悶えていた稜が力尽きて、体を完全に預ける。

羚汰がまた、かかる髪をかきあげ、稜を伺う。

「...稜。...大丈夫？稜？」

「...もう、...だめ」

何度か呼びかける羚汰に、か細く答える。

ふふっと羚汰が笑い、稜の体を抱き抱えてぐるりと反転する。
ナカに入ったままのその動きは、イキまくった稜の体に新たな刺激を与える。

「...ゃあっ」

体をくねらして反応する稜の髪をまたかきあげ、唇にかるくキスを落とす。

「じゃ、今度は俺の番ね」

そう耳元で囁くと、稜の足を肩に担ぐようにして、体を進める。

「ひゃああっ、あっああっ、おくうっ、おくにぃっ」

「...くっ、ここがいいんでしょ？」

「んぁああっ、ああっ、あああっ」

体を跳ねるように何度も反らせて、羚汰からの律動に悶える。

「キツっ...。あぁっ」