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第42章 Sweetest

お尻ががっちり掴まれて、手で広げられているのがわかる。

生暖かい羚汰の息を感じて、これから与えられるだろう刺激に体がうずく。

「...稜」

その場所で話すから甘ったるい息がかかり、体がびくんと跳ねる。

「はぁんっ...な、なに」

「動き、止まってるよ」

そう言われて、手につかんでいるモノの先を恐る恐る口に咥える。

「んふぐぅっんっ、んふっ」

ほぼ同時に羚汰の舌が稜のワレメを舐め上げ、零れ落ちる蜜を啜っている。

いつもと違う体勢と、２人で行ってるコトにいつも以上に敏感になる。

ワザといつもより羚汰が音をたてている気がして、その卑猥な音が稜をより一層昂らせる。

「むふっ、...んっ」

敏感な部分に舌が当たるたびに体がうねり、稜の動きが止まる。

それでもまたなんとか必死に口を動かす。

しかし、ゆっくりだった羚汰の動きが次第に早いものになっていくと、稜から余裕が全くなくなる。

「んふっ、んぐっんっ、んはぁあっ、やぁあっ」

咥えていたモノを離すと、体を反らせて喘ぐ。

「ぁああっ、だめぇっ、...あっ、イっちゃうっ、ああっ」

腰を突きだしたまま体を半ば起こした状態になり、その体勢で逃げようとする稜を、羚汰も体を半分起こして追いかける。

「...んぁっ、...あはぁあっ！！」

そのまま稜が力尽きて、お尻を突きだした正座のようにして少し斜めになって俯せに倒れ込む。

羚汰が体を起こして、そんな稜の上から被さるようにしてお尻から背中にかけていくつもキスを落とす。

「ダメじゃん？最後までスルんじゃなかったの」

稜の顔にかかる髪をよけて、その顔にもキスを落とす。

「...イジワル」

羚汰が声には出さないが、軽く吹き出すように笑っている。

「ん？でも、ここは、すごく喜んでるみたいだけど」

突きだしたお尻を持ち上げるようにして、ナカに手を差し入れる。

まだヒクついているそこは、すんなりと羚汰の指を受け入れる。

「ほら、すごい」

「やぁあっ、...んぁっ、だめぇっ」

羚汰が少し指を動かしただけで、そこは音を立てて蜜をこぼしてゆく。
こぼれた蜜が足を伝って、膝の方まで勢いよく滴ってゆく。

「今さっきっ...だからっ...っあぁっ」

稜の体が波打って、またやってくる果てに悶える。