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第46章 Difference
床に落ちていた掛け布団と一緒に、離れていた羚汰が戻って力尽きたように隣にうつ伏せになる。

稜はやっと呼吸が落ち着いてきて、そんな羚汰の髪を手を伸ばして撫でる。

嬉しそうな羚汰の表情に、稜も笑みがこぼれる。

羚汰が体を横向きにして、稜の手を掴み指を絡める。

「超よかった。稜も気持ちよかった?」

「...うん」

微かにだがなんとか返事をする。
羚汰は顔をのぞき込むようにしていたが、稜は照れくさくて絡まる指を見つめる。

「よかった。体は大丈夫?...会社、行けれそう?」

そうだった。
今日は休みでもなんでもなく、これから仕事に行かなければならない。

「!時間!」

「あは。大丈夫じゃね?まだ稜のアラーム鳴ってないじゃん」

慌てて自分のスマホを探して時計を見る。
確かにまだアラームは鳴っていない。
しかし、あと数分で鳴りそうな時間だ。

起き上がろうとする稜の体を、羚汰が抱きしめる。

「鳴るまでいいじゃん。どーせもうちょっとでしょ」

「でも、シャワー浴びたいし...」

体が汗や唾液や愛液でベトベトしている。

「んー、確かに、このままじゃ会社行けれないね」

くすくす笑いながらも、稜の体を離そうとしない。

「遅刻しちゃうから。...離して?」

「またチャリで送ったげるよ?」

羚汰の手が肌の上をゆっくり移動して、膨らみを柔らかく包む。
稜がゆっくり動き出すその手を必死に掴む。

「...羚汰っ、やめて」

やめてと言う言葉も吐息混じりで、全く威力はない。

「ホントに?こんなになってるのに?」

ツンと突き出し固くなった先を、羚汰がワザとに音を立てながら口に含み舌先で弄ぶ。

「んぁっ...、ほんとに、だ...め...」

言葉とは裏腹に稜の体から力が抜け、羚汰の頭を抱えるようにしてしまう。

途端、部屋に稜のアラームが鳴り響き、2人とも我に返ったようにビクリとなる。

「ちぇー、イイ所だったのに〜」

羚汰が体を起こし、稜の手を引っ張って手伝う。

「シャワー浴びておいで。俺が朝ごはん作ったげる」

「...ありがと」

途中でやめてくれるとは思ってなかったので、なんだか拍子抜けだ。

「早く行かないと、続き、するけど?」

羚汰がにやりと笑ったので、慌ててパジャマを羽織って寝室を出た。
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