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第2章 遭遇
「それで!?」

親友の千夏と有希子につい口を滑らしてしまった。
しかも、千夏の結婚式の打ち合わせを兼ねた
久しぶりのプチ贅沢ランチの時間に。

二人はすっかりフォークを放り出して身を乗り出している。


「...それだけ」

そう言いながら、稜は前菜のサーモンを頬張る。

この街でも、指折りのイタリアン「la corteーラコルテー」は、ディナーは手が出ないが
ランチはコスパがかなりよく、
目にも鮮やかで味は勿論最高だ。


「なーんだ」とは有希子。

「もっとスゴイ展開かと思ったー。昼ドラみたいな。
そんなのよくある話じゃないの?
私は一人暮らししたことないからわかんないけど」

「私も学生時代は一人暮らしだったけど、そんなことなかったなー」とは千夏。

「千夏は大学の女子寮でしょ」

「連れ込んでる人は何人かいたよ。私もね。
やっぱ声は気をつけてたかなー。
何かと寮母のばばあがうるせーの!!」

学際時代から、交際関係が華やかだった千夏は
寮の門限に間に合わなかったり
無断外泊をしたりで、
よく寮母さんと衝突していた。
学生時代から声が低めだった稜は、
よく千夏の母親の声マネをして、寮母さんに謝罪の電話をさせられた。

「色々お力になりましたから、よく覚えてますーう!!」

「ごめんってばー!その度にランチとかおごってきたじゃんか!!」

長年、稜と千夏は悪態をつきつつも仲がいい。

「なんか想像つくわー」

そんな二人をにやにやと有希子が冷やかす。
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