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第72章 宿の朝
羚汰の体が覆いかぶさるようにして、稜の背中に舌が這う。

体を這っていた指先が、律動に揺れ動く片方の胸を捉えて形を変える。

その間も高く上げたお尻の肉を広げ、羚汰の体が押し付けるように入ってきて。

稜は、いつもと違うその角度に声を震わせる。

「んぁっ、ああんっ、んっ」

畳の部屋までなんとか戻ってきたものの、間の障子は開け放たれたままの為、横からとはいえ陽の光がよくそこまで入ってくる。

黒光りのするテーブルは、その光で稜の顔を写しているかのようで。

ついた手がぐらついている稜は、その机に突っ伏したようにして目を閉じる。

「...稜っ、こっち向いてー」

その片手が羚汰によって引っ張られて、上体が斜めに引っ張りあげられる。

「はぁんんっ、やぁっ、おち..るぅうっ」

支える腕が1本になり余計にぐらつく体を、2人の腕を絡めて堪える。

羚汰のもう片方の腕が、高くなった稜の肩を掴んで引き寄せる。

足がいつの間にか曲がって高さが落ちてきたことにより、次第に高さがなくなって。
羚汰の腰がグラインドを繰り返し攻め立てる。

「...んああっ、っ...めっ」

大きく揺れ動く体をなんとか耐えていたが、波が訪れる。
体が崩れて机に落ちそうになるのを、羚汰がギリギリで抱きしめて、近くの布団に移動する。

「っぶな!」

「...はぁんっ、...だって、羚汰がっ」

乱れた髪の中でそう言うと、羚汰がその汗ばんだ髪をかきあげておデコにキスを落とす。

「ーだよな。ごめん...」

やさしく頭が撫でられ、そのままゆっくりと布団になだれ込む。

離れそうになる体を稜の腕が引き寄せる。

いつとなら恥ずかしくて言いにくいが、今なら勢いで言えるかも。

「...ぎゅっとしててー」

「ん...。いいよ」

足の位置を調節して、稜の体が仰向けになる。

やっと戻って来れた布団の感触に、入っていた力が抜ける。

そこへ繋がったままの羚汰が、ぐうっと体を沈めてきた。

「んんんっ、んはぁあっ」

力が抜けていたからか、より深くまで羚汰の存在を感じる。

その場所からまだ奥を目指すように、羚汰の体が押し進み、稜はその腰に手を回して引き寄せる。



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