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第11章 カミングアウト

顔の話じゃない。
奈緒姫の場合、存在そのものが愛らしいのだ。

告白されたら取りあえず付き合っちゃえば、って言う奴もいるけど、今までそういう気にはなれなかった。
告白される時の緊迫した空気も苦手だったし、断って泣かれるのも辛かった。

でも、それも奈緒姫と付き合うためだったと思えば納得出来る。

今となっては、俺、グッジョブ！