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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第16章 プール
だって、そんな、少女マンガじゃあるまいし。
現実にそんなことをする人がいるとは思えない。
ノートを拾ってくれた莉乃にお礼を言ったところでケータイが鳴る。
『プール、行けそう?』
周くんからだった。
昨日連絡をもらったんだけど、私はまだ迷っていた。
だって、プールって、水着だよね?
中学の時、水泳の授業で男子にジロジロ見られるのが嫌でたまらなかった。
高校に入ってからは女子は希望者のみになったので、安心して自習していたのだけれど。