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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第4章 二年生の教室
「高倉ー! 呼んでんぞー!」

うわわわわ、そんな大きな声を出さないで。

教室中の注目を浴びて、私は真っ赤になった。

「大野さん」

周くんが廊下に出てくる。

「ほ、本。ありがとうございました!」

周くんに本を入れた紙袋を押し付けると、私は走って逃げ出した。

「待って!」

腕をつかまれる。

ひゃああああ!
手!
手が触れてる!
あと周くん、力が強い!

「あ、ご、ごめん」

周くんはパッと手を離した。
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