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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第4章 二年生の教室
ポケットから取り出したスマホで赤外線。
指先が汗でべたべたする。

「じゃ、また後で連絡するから」

周くんは微笑んで帰っていった。
去り際も爽やかだ。

私はスマホをぎゅうっと握りしめた。

画面に表示された『高倉 周 タカクラ アマネ』の文字を、信じられない気持ちで見つめていた。
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