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第25章 後夜祭

奈緒姫は少し口ごもってから、ぽつりと呟く。

「もう、付き合って三ヶ月経った、から」

「うん」

「だから、ね……？」

「……？」

あれ、三ヶ月って何かやらなきゃいけないことあるっけ。

奈緒姫の顔を覗きこむと、薄暗いのに、耳まで真っ赤なのがよくわかった。

「ど、どうしたの？」

訳もわからず、こっちまで照れてしまう。