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第26章 家で

本気なの？
そんなこと、言っちゃっていいの？

「私でいいんですか……？　もっと、いい人がいるかもしれないのに……」

これから先も、きっと周くんは女の人から告白されるに違いない。
その中には私よりも素敵な人がたくさんいるはずだ。

私なんかが周くんの将来を縛りつけていいんだろうか。

だけど、周くんはきっぱりと言う。

「俺は奈緒姫がいい」

目の縁に溜まっていた涙が、ぼろりと落ちた。