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第30章 VS 女子

「体育祭の後片付け終わったらさ、うち来る？」

こ、この流れは、もしかして。
かあっと顔が熱くなる。

「き、今日は買い物しなきゃ……」

周くんは不満そうに口を尖らせた。

「やっぱり俺の方が奈緒姫のこと好きだと思う」

「え、えっと……」

どうしよう、周くんの家に行っちゃおうかな。
冷蔵庫の残りで今日の夕飯を作れるだろうか。

私がぐるぐるしていると、周くんは笑った。