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第33章 コスプレ

その時、テルさんがサークルメンバーに集合を呼び掛けた。
いよいよ撮影が始まるらしい。

太基さんがグッと親指を立てる。

「奈緒姫のガードは俺がしとくから、行ってきていいよ」

ガードってなんだろう、と一瞬思ったが、お言葉に甘えることにした。

「すみません。行ってきます」

「私も撮影頑張るからね！」

奈緒姫が両手を握って送り出してくれた。