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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第34章 台所で
季節はもう冬だ。
学校帰り、周くんのお家に着いてコートを脱ぐと、周くんが暖房を入れてくれた。

今日は夕飯を作ってあげる予定だった。
メニューは肉団子入りの豆乳鍋と、炊き込みご飯だ。

母親の歌子さんはお酒が好きらしいので、おつまみになりそうなものも作っておいてあげよう。

途中で寄ってきたスーパーの袋を広げていると、周くんが後ろから覗きこんできた。

「ありがとう、奈緒姫。ごめんね、家でもご飯作らなきゃいけないのに」
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