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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第38章 お口で
あんまり言いたくないのかな。

周くんがこんなに遅刻してくることは珍しい。
よっぽどのことがあったのかもしれない。

「これね、ちょっと遅いけど、クリスマスプレゼントだよ」

バッグからラッピングされた袋を取り出す。

中身は手袋だった。
紺色の、シンプルなんだけど、ちょっとおしゃれなやつ。

「うわぁ、ありがとう」

周くんは嬉しそうに笑った。
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