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第2章 再会

「あ、こっち見た。おーい！　周くーん！」

アヤ兄が大きく手を振る。

向こうもこっちに気づいたらしい。
ペコリと頭を下げて近づいてくる。

え、どうしよう。
あれ、ホントに周くん？

何年ぶりだろう。
緊張してしまう。

「こんにちは」

やってきたのは、詰め襟の上級生。

私は目を真ん丸くしていたに違いない。
だって、すごい、かっこいいんですけど。