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第41章 家族

奈緒姫を家まで送っていくと、思いっきり和樹さんに殴られた。

「あまねええええええええ！　おまえになら奈緒姫のことを任せてもいいかと思い始めてたところだったのに、このやろおおおおおおおおおおお！」

襟を捕まれて、がくがく揺さぶられる。

俺はただ謝ることしか出来ない。

「すみませんでした」

「すみませんで済むと思ってんのかぁあああああ！」

和樹さんは口から火を吹きそうなほど怒り狂っている。