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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第41章 家族

太基さんはむうっと頬っぺたを膨らませた。
「カズ兄、暴力は駄目だって! 今まで奈緒姫と周くんが急に外泊とかなかったじゃん! こういう時はまず話を聞かないと!」
和樹さんは一瞬ひるんだが、すぐに俺を指差した。
「理由はどうあれ、外泊は外泊だ!」
「理由はどうあれ、暴力は暴力!」
和樹さんと太基さんが睨み合う。
俺はじっと黙っていた。
殴られた頬が熱を持って痛みを訴える。
奈緒姫が手を握ってきた。
怒られて緊張しているのか、それとも俺を励ましてくれているのか、その表情からは読み取れない。
「カズ兄、暴力は駄目だって! 今まで奈緒姫と周くんが急に外泊とかなかったじゃん! こういう時はまず話を聞かないと!」
和樹さんは一瞬ひるんだが、すぐに俺を指差した。
「理由はどうあれ、外泊は外泊だ!」
「理由はどうあれ、暴力は暴力!」
和樹さんと太基さんが睨み合う。
俺はじっと黙っていた。
殴られた頬が熱を持って痛みを訴える。
奈緒姫が手を握ってきた。
怒られて緊張しているのか、それとも俺を励ましてくれているのか、その表情からは読み取れない。

