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少年悪魔
第11章 伝わる想い
遥斗が嬉しそうな顔で繭を見た。
「繭をね、自分のものにしたかったんだよ」
「え?」
「悪魔に狙われる体じゃなくても、僕は表情がころころ変わる素直な繭が好きだったから、どうしても自分のものにしたかったんだ。だから、仮マーキングでも、キスができて、下級悪魔に僕のものだって知らしめてやることができるだけも良かったけど、心だって、僕のものになってほしかった。怖がらせたり、避けられたくないから正式なマーキングは出来なかったし、受け入れてくれるなら、キスだけでも良かったんだよ」
「繭をね、自分のものにしたかったんだよ」
「え?」
「悪魔に狙われる体じゃなくても、僕は表情がころころ変わる素直な繭が好きだったから、どうしても自分のものにしたかったんだ。だから、仮マーキングでも、キスができて、下級悪魔に僕のものだって知らしめてやることができるだけも良かったけど、心だって、僕のものになってほしかった。怖がらせたり、避けられたくないから正式なマーキングは出来なかったし、受け入れてくれるなら、キスだけでも良かったんだよ」