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少年悪魔
第13章 そんなこと、知らない
学校祭が終了した翌日。浮かれた雰囲気だった校内は早くも日常の落ち着きを取り戻していた。
「…なんか二人、雰囲気変わったよねえ…」
クラス教室で、雛乃がにやついた表情で呟いた。視線の先には繭と遥斗がいる。
「ついに付き合う事にでもしたの?」
からかうように訊く雛乃に遥斗が真顔で頷いた。
「…まあ、そうだけど」
途端に雛乃の目が輝き始める。
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