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少年悪魔
第14章 悪魔の目覚め
悪魔の最も好む甘い血肉を持つその少女、繭に仮マーキングを施し、確かに流れ込んできた僅かな精気は極上だった。
だが、それ以上に遥斗は繭が好きで、守りたくて仮マーキングを続けた。
触れられる理由になるなら何でも良かった。
体を重ねて、初めて繋がった時も、繭と想いが通じたことが嬉しくて、流れ込んできた精気なんかどうでも良かった。
これからのことなんて、気にしたくなかった。
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